ABOUT NUSA

NEW SANBOU = NUSA 日本には神道の神事において神饌(神様へのお供え)を載せるための三方という台を使ってきた歴史があります。 筒状のヒノキの土台に同じくヒノキのトレイを載せた製品で、一般家庭でも十五夜を祝う時につかうお月見台を三方といいます。古代には、高貴な人物に献上する際にも使用されました。寺院でも同様のものが使われますが、三つの宝(仏・法・僧)にかけて三宝(さんぽう)と書かれることもあります。筒胴に三方向の眼像(くりかた)と呼ばれる穴があり、穴の形も仏教で宝珠と呼ばれる災難を避け、濁水を清くするといわれる珠(たま)の形であると言われています。私たちはこの三方を300年前から作り続けております。国からは尾張仏具として2017年に伝統工芸品の指定をうけ、古くからの伝統を守りながら製品を作り続けています。 私たちの考える現代の三方のブランドがNUSAです。 NUSAは新しい三方という意味と神様に捧げる供え物”特別なギフト”という意味です。 ブランドは神社で使われる数々の製品をデザインモチーフに三方に使われる木曽ヒノキをつかい、曲げ加工や折加工で職人が手加工で一つ一つ作り、お弁当からトレイ、ボウルや折り畳みスツール、テーブルなど多くのジャンルにわたる日常生活のブランドを作っています。オーガニック素材のデザインに長けているデザイナーTakumi Shimamuraのディレクションのもと現在に通じる三方の製品を展開していきます。三方は、神饌物をのせる為の台です。おまつりの日には、三方にお供え物を載せて神様にお供えします。現代では季節の節句に合わせて三方を使います。 天然木曽ヒノキ - 抗菌性と耐久性 わたしたち岩田三宝製作所は江戸時代中期から木曽ヒノキをつかった三方をつくっています。 木曽ヒノキはその耐久性、木目の美しさ、香りの素晴らしさから1000年もの昔から神社や仏閣の建築材料に使われてきました。神聖な木として、神社仏閣に奉納する時の器や家具として長年使われてきた歴史があります。木曽ヒノキは近年、価格の高騰から生産量も激減して貴重な材木となっていますが木目が細かく滑らかな手触りと強い抗菌効果があり、吸湿性に富む素材はひび割れや収縮にも強いと言われています。